最近、android開発のエントリーばかりでしたが、
今日は久しぶりにWEBマーケティングのお話です。
今日はメンバーズ社主催のソーシャルメディア活用についてのセミナーに行ってきました。
講演したのは、
techwaveチーフブロガーの湯川 鶴章氏@tsuruakiと、
ループス・コミュニケーションズ代表取締役の斎藤 徹氏@toru_saito、
ウィメンズパークを運営するベネッセの安田氏の3名。
特に、前の2人はソーシャルメディア分野での第一人者であり、
非常に有意義なセミナーでした。
クリフも会社のビジネスにおいて、
ソーシャルメディアをどう活用して行くべきか、
検討を始めた所だったので、今日の情報はとっても役に立ちます。
湯川さんの話で印象的だったのは、
米国でのFacebookの動きについての説明で、
今後はクローズドなコミュニティー上でのプロモーションではなく、
オープンな環境でfacebookによるソーシャルコミュニケーションが展開されて行くと言う話でした。
先月頃記事になっていましたが、
米国facebookにおいて、「Like」ボタンを他のサイトに設置する事が出来るようになり、
Facebook以外での友人の行動が共有できるようになったそうです。
これで何が起こるかと言うと、リアルな世界での口コミと同じように、
WEB上でも本当の友人が評価したもの、勧めたものを知る事が出来るようになり、
より自分にマッチした口コミ情報を参考にして行動する事が簡単に出来るようになるという事です。
これは、いわゆるMixiやGREEと言ったクローズドのSNSサイト内でのプロモーションと比べて、
はるかに波及力が大きく、簡単、低コストで取り組める新しいソーシャルメディアの形だと思います。
更に重要なのは、
facebookがこのスキームを無償で開放していると言う事です。
この「Like」ボタンをサイトに付けるのは無料なんです。
一番印象的だったのはこのLikeボタンですが、他にも色々な機能がありますが、全て無料です。
どう言うビジネスモデルなのか十分理解できていませんが、
湯川氏が言うには、facebookは営利目的ではなく新しい社会インフラを構築し、
それによって世の中を変える事を目的としているとの事。
だとするならば、googleと同じようにあって当たり前のインフラとなる日が
そう遠くない日には訪れるのかもしれません。
我々はソーシャルメディアと言われると、
どうしてもMixiやGREEの様なSNSを想像してしまいがちですが、
ソーシャルメディアの定義は未だあいまいで、その範疇に入りうるサービス、技術は
非常に広範囲に及びます。
その中には上記の様な新しいオープンなソーシャルメディアも含まれますし、
逆にウィメンズパークの様なテーマ特化型クローズドコミュニティーも含まれます。
これらの全てをその特徴によってマッピングし、
自社のビジネス目的と照らし合わせ、何をどのサービスを使って、
どのように展開するのか慎重に検討を進める必要があると思いました。
斎藤氏の話によれば、
米国では、
「2009年はソーシャルメディアを学ぶ年だった。2010年はソーシャルメディアを活用する年だ」
と言われているそうで、
およそ1年遅れで追随している日本は、
2010年に学び、2011年に本格活用と言った流れになるだろうとの事。
まさに、クリフの会社も同じ様に考えているわけですが、
これは片手間に出来る仕事じゃあ無いですね。
本腰を入れて、集中して取り組まないと痛い目を見る事になりそうです。
果たしてそこまで注力させてもらえるかどうか、、、
上と相談しないと行けないな~