サイバーエージェントさんのビルで開催された、
「ツイートアカデミー vol.2 広告論」というセミナーに参加してきました。
3,000円の有料セミナーだったのですが、120席満席の大盛況。
それもそのはず、
講師が凄い顔ぶれ!
ループス 斉藤氏
アジャイルメディア 徳力氏
トライバルメディア 池田氏
ジャーナリスト 津田氏
と、国内のソーシャルメディア論者として、
5本の指に入る人たちが大集結したんです。
この他にも、
企業アカウントの成功事例の中の人たちが数名講演されました。
全てをまとめる余裕は無いので、
興味のある方は、私のツイートを追って見ると割と雰囲気つかめると思います。
@cliph0304
で、上記講師陣のパネルディスカッションですが、
テーマはマーケティング3.0について。
・マーケティング3.0な世界は本当に来るのか?
・マーケティング3.0は奇麗事にすぎないか?
と言った事について、
各者色んな立ち位置から意見を戦わせていて非常に興味深かったです。
目立ったのは、
ループス斉藤氏のマーケティング3.0に向かっていると言う事を強調するスタンスと、
実際のマーケティングは1.05くらいで止まっていて、企業の販促担当が、
マーケティング3.0なんて気にするのはあまりに時期尚早と言うスタンスのトライバルメディア池田氏の議論。
両者の言っている事は恐らく両方正しいんですが、
新しい世界、マーケティングを探求する斉藤氏のスタンスと、
企業のマーケティング活動の実態に即した発言をする池田氏と言った違いがありました。
確かに、斉藤氏のプレゼンはとても魅力的でその新しい世界の立ち上げに参画したいと思わせる、
「夢」を含んだ内容なのですが、反面、私も含めその夢に踊らされがちな怖さがあります。
一方で、トライバルメディアの池田氏は恐らく様々なバズマーケティングやらに取り組んできて失敗してきた経験からか、
徹底的に、ソーシャルメディアの幻想を打破し、企業の本来の目的を明確にして、その為に必要であればソーシャルメディアを活用する。
と言ったスタンスなので、地に足が付いていると言うか、企業担当としては信頼しやすい印象があります。
ただ、現実的であると言う事は同時に、革新性が乏しいと言う事でもあり、
一緒に何かを作り上げて行こう!と言った思いは斉藤氏の方により強く感じます。
まあ、と言った形で、
図らずも、ほぼ対極のソーシャルメディア論を生で聴く事が出来て本当に勉強になりました。
池田氏の言う、まず目的ありき、ソーシャルメディアは手段である。と言うのは真理だと思いますが、
一方で、実践して見ないと分からない事ってのもたくさんあると思います。
いきなり収益をあげる取り組みが出来ればそれに越したことはありませんが、
そうそう上手くは行きません。それは当り前の事だと思います。
正解は無いんですから。
でも、試行錯誤を繰り返しているうちに、
どう行った施策がヒットするのか、顧客の支持を得られるのか、
顧客の信頼をえる、ファンを獲得すると何が起こるのかと言った事が肌感覚として分かってくるはずです。
それを今、国内のおおくの企業が実践し、ノウハウを蓄積しつつあるフェーズなんだと思います。
だから、我々の現在の取り組みは短期的には間違っていない。
とはいえ、
2,3年タームで見た事業展開の中でソーシャルメディアがどの様に絡んでくるかと言った、
大局的な視野に立った検討も必要なのだと改めて痛感しました。
明日は打ち合わせだらけであんまり時間が取れないんだけど、
また、夜にでも真剣に考える時間を取って見ようかな。
何にしても、
今日のセミナーは有意義だった。次回も開催されるらしいのでぜひ参加したいとおもいます。
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